Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
秋野 詔夫
第102回温度計測部会資料, p.11 - 17, 1997/00
コレステリック系液晶は、温度に応じて鮮明で多彩な色を提示するので、温度分布の可視化や計測に用いられている。温度分布が色彩分布に変換され、現象の全体像が直感的に容易に把握できるようになる。この液晶で物体表面を被覆すると、表面温度分布が目で見えるようになる。非線形現象である流れによって支配される対流現象に応用すると、ホットスポットや非定常挙動が直感的に把握できる。この微粒子を液体中に分散させると、液体中の温度分布をリアルタイムに観察でき、微粒子の動きから流れの情報が得られるので、カオスなどの複雑な挙動が容易に認識できるようになる。本講演では、このような液晶法の応用例を示し、特に原研が開発した定量的温度分布測定方法について解説する。すなわち、液晶の温度と色彩の関係、色彩変化の定量的測定評価法、色彩から温度への定量的変換法、画像処理による測定法などについて、最新の研究動向を踏まえて展望する。